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たぶん検索不要!渓流でも使えるベイトフィネスリールまとめ

      2015/06/25

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以前書いた渓流ベイトフィネスロッドの記事が思った以上に読まれていたのでその続編っぽいことを書きたいと思います。

そうです、お察しの通り今回はベイトフィネスで使うリールの話です。

ベイトフィネスリールに求められることとは

まずはどういった要素がベイトフィネスで求められるのかというお話。

渓流で使うルアーというのは非常に軽いルアーが多いです。

ヘビシンと呼ばれるミノーであっても7g前後の物が一番出番が多いと思います。

もっといってしまえば2g台のルアーを使う事も多々あります。

一般的なベイトキャスティングリールは通常7g~28g程度のルアーを扱います。

普通のベイトリールで7g以下は投げれないの?と問われれば投げられませんと答えたほうが賢明でしょう。なぜならスピニングリールと違いバックラッシュという現象が起こりうるので仮に投げられたとしても非常にストレスのたまる釣行になることうけあいなわけです。

バックラッシュとはスプールの逆回転。

スプールと糸の重量>ルアーの重量と慣性エネルギー

のような図式になるとバックラッシュが起こりやすいと考えてもらえばわかりやすいと思います。実際はそこにスプールの摩擦とラインの摩擦による抵抗が加わるので一概には言えないのがつらいところではありますが。

ベイトフィネス用のリールって何が違うの?

普通のベイトキャスティングリールと何が違うのかと問われれば

  • スプール径
  • スプール材料

が主に違います。

まずスプール径。

質量の小さいルアーを投げるということは運動エネルギーも小さいということです。

その少ない運動エネルギーでスプールを回す必要があるのでスプールの口径は小さければ小さいほど回りやすいはずです。回りやすいということはよく飛ぶということでもあるので非常に重要な要素でもあります。

具体的には32mm以下のスプールであれば問題なさそうです。

次にスプール材料。

軽量ルアーの運動エネルギーが小さいので小さいエネルギーでも回せるスプール、つまり軽いスプールが正義であるためスプールの材質は超々ジュラルミンもしくはそれに準じた素材がベターということです。

遠心ブレーキとマグネットブレーキの違い

ベイトキャスティングリールにはバックラッシュを抑えるためのブレーキというものが搭載されています。

このブレーキシステムは大きく二分して遠心ブレーキとマグネットブレーキがあります。

遠心ブレーキとはその名の通り遠心力によってブレーキを働かせスプールの回転を抑える機構です。

一方マグネットブレーキとは磁石の磁力によってスプールの回転を抑制する機構です。

一般論として、遠心力は一定ではないため遠心ブレーキのほうが遠投に向いており、マグネットブレーキの磁力は一定なのでより安定したブレーキが働きバックラッシュしにくいとされております。

渓流においてはロングキャストよりも安定性とトラブルレスが求められるのでマグネットブレーキのほうが向いているということです。

が。

ところがどっこい、実際にどちらも使ってみた感じではそこまで差があるような感じはありません。ブレーキシステムはあくまで補助的なものなのであまり神経質にならなくてもよいでしょう。

渓流ベイトフィネスリールあつまれー

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って感じで前置きはおしまいにしてさっそくベイトフィネスで使えそうなリールを紹介したいと思います。

乗るしかないこのビッグウェーブ!

ダイワ T3 AIR

t3air

これ。

これですよ。

デザインは賛否あれど今出ているベイトフィネス用リールで一番評価が高いんじゃないでしょうか。なんでもクラッチのオンオフでレベルワインドがパカパカ開いたり閉じたりする機構によってラインの放出による抵抗を減らす機構が搭載されてるとか。

レベルワインドの役割とは、スプールに糸を均一に巻き取ることであるのは周知の事実ではある。その一方で、キャスト時にライン放出時の抵抗になる宿命を持っている。糸の抵抗にならないこと。DAIWAはこれまでも放出抵抗にならない形状を試行錯誤し、事実ラインの放出性能を向上させることには成功してきた。しかし、目指すものは放出抵抗ゼロ。ここへの挑戦を絶えず行ってきた。そして、現時点においてDAIWAが導き出した答え。それがTWS(Tウイングシステム)である。

TWSはレベルワインドに求められる性能を一つの部分でまかなうのではなく、レベルワインドに二つの領域を設け、それぞれがキャスティング・リトリーブにおいて必要とされる仕事をするというものである。
その結果、以下のような利点が生まれた。

■リトリーブ時はラインとレベルワインドがほとんど離れないため、糸巻状態が安定する
■キャスト時は放出口が大きいため、糸の出方が安定するうえ、糸の放出抵抗が小さく糸が出ていきやすい

従来比で5.3%の飛距離アップ。12.0%のライン放出性能向上。この数字はもとより、アキュラシー性能の向上などTWSによって生み出される恩恵は計り知れない。

またレベルワインド単体の進化にとどまらず、ボディとの連携を図ったがゆえに、更なるロープロ化が図れるという利点を生むにまで至ったのである。

DAIWAがこだわり抜いた新形状Tシェイプレベルワインドを、是非体感して頂きたい。 ダイワ公式

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デザインも近未来的で好みが別れそうではありますが性能的には随一といったところでしょうか。

  • スプール径-32mm
  • 最大ドラグ力-5kg
  • 標準糸巻量-8lb(フロロ)50m

スプール径は32mmながら徹底的に軽量化されたスプールを採用しているようでスプール重量もかなり抑えられているようです。

またハンドル一回転86センチのハイギアモデルもリリースされておりアップで落ち込みにルアーを落とした後にすぐに糸ふけをとる事ができそう。まさに渓流向けのリールです。

が、いかんせんお値段がお値段なのでなかなか手が出せるモデルではありませんね。

ダイワ SSエア

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T3 AIRの弟分とでもいうべきモデルがこのSSエア。

弟分ということでT3 AIRで搭載されていたレベルワインドパカパカシステムこそ搭載されていませんがスプール材質もT3 AIRと変わりないのでT3 AIRが気になるけど値段的にちょっとという人はSSエアのほうがいいかもしれません。

そんなSSエアですがちょっと面白い機構を搭載しています。

エアブレーキシステム

アキュラシー性能を大幅にアップさせつつ、極めてバックラッシュが少ない、ストレスフリーな使い心地を実現したブレーキシステム。軽量インダクトローター構造と軽量スプールとの組み合わせでスプールユニットとしての回転レスポンスを大幅に向上。同時にオン&オフがハッキリした効きの良いマグブレーキとの相乗効果を狙ったセッティングでフルキャスト時にはしっかりブレーキが効くが、ピッチング等の低回転時にはインダクトローターが飛び出さず低弾道で撃ち込める。つまり、小さい力でもスプールがスパッと立ち上がり、力まなくても驚くほどルアーがよく飛び、逆に力みにより発生するバックラッシュゾーンに対してはきっちりブレーキを掛ける。結果、同ブレーキ設定で、ピッチングとキャスティングが高レベルで両立する快適さをもたらした。ダイワ公式

だそうです。一言で言うなればバックラッシュの少ないブレーキ機構ということでしょうか。

しかしアレですね。最近のダイワは前衛的な機能を前面に押し出してきて面白いですね。

  • スプール径-32mm
  • 最大ドラグ力-4kg
  • 標準糸巻量-8lb(フロロ)50m

T3 AIRと比べて最大ドラグ力が4kgまでダウンしていますがドラグ力が必要な釣りに使うリールではないので必要十分ですね。

またギア比は8.1とハイギアながらT3ほどピーキーさのないハイギアで使いやすそう。

また実売価格もT3と比べるとかなり安いのも魅力です。

シマノ 15アルデバランBFS XG LIMITED

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こちらはシマノのアルデバラン…..の15年度限定モデル。

アルデバラン自体がベイトフィネスリールとして評価が高いリールでしたがそのアルデバランをさらにベイトフィネスに特化させた機種になります。

 回転レスポンスを司るものとしてまずスプールの重量が挙げられるが、実はスプールの外側にあるラインの重量も無視できない。スケートのスピンでは広げていた腕をたたむと回転速度が速くなる。これはつまり、回転軸の遠くに重量物があると回転がスポイルされやすいということだ。8lb-45mの超シャロースプールはライン重量を抑え、回転レスポンスを向上させる。ベイトフィネスに特化したからこそ成し得たスペックだ。 シマノ公式

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これまた肉抜きされまくったスプールでかなり快適そうですね。

気になる主要スペックは

  • スプール径-32mm
  • 最大ドラグ力-3.5kg
  • 糸巻量-8lb(フロロ)45m

となっています。ギア比は8.0とかなりのハイギアですがダイワ程ではありません。

突出した点はありませんが平均値が高く使いやすいスペックですね。

シマノ カルカッタコンクエスト 50DC/51DC

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シマノが誇る最高級リールともいうべきカルカッタコンクエスト。

そのDCモデルかつベイトフィネスモデルがこちらの50DCです。

DCとはデジタルコントロールブレーキの事で、つまり機械が勝手にブレーキ調整してくれるという優れものです。勝手にブレーキ調整してくれるということはバックラッシュのリスクがとても低減できるということです。

スプールも超々ジュラルミン製30mmスプールと他を圧倒しています。

ただし高いです。素面で買えるような値段ではありません。

丸型のハイエンドリールにこだわるような人にしかおすすめできません。

スプールだけ変えてベイトフィネスリール

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ちょっと休憩です。

ここまでは割と値段の高いリールを紹介してきました。

ですが。ですがですよ。

決して汎用性が高いといえないリールに大金をつぎ込むのって結構きついですよね。僕はきついです。

というわけでコスパに優れたリールを紹介したいと思います。

シマノ(SHIMANO) スコーピオン XT1000

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シマノのスコーピオンといえばコスパのいいリール代表みたいなところあるのですがこれ自体はブラックバス向けのリール。なのですがスプールを換装することによってベイトフィネスリールとして使うことが可能です。

スプールを変更するだけででお手軽ベイトフィネスリールの誕生です。

ちなみにスプール交換はサイドプレートを外して交換できるので特に工具など必要ありません。釣り場でちゃちゃっとできる感じです。

スコーピオンXT1000本体が約19000円、スプールが約9000円ですので合計28000円ほどの出費になってしまいますが、スプールを変更するだけで渓流以外にも使えるようになるので渓流以外の釣りをするという方であればこういう選択肢も視野にいれてはいかがでしょうか。

スプール交換という選択肢

スコーピオンXT1000を例にスプール交換という選択肢を挙げてみましたが何もスコーピオンXT1000だけの専売特許ではありません。

今ではサードパーティから交換用ベイトフィネス用のスプールというものが数多くリリースされています。

アベイルなんかが非常に有名ですね。

アベイル = Avail Fishing Tools =

専用リールを買うのはちょっと….だけど渓流でもベイトリールを使いたい!という方は一度アベイルのスプールを検討してみるのもいいかもしれません。

番外編!クローズドフェイスリールという選択肢

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クローズドフェイスリールの詳細については省きますが要はスピニングリールの安定性とベイトキャスティングリールの正確性を足して2で割ったリールのことです。なかなか日本では馴染みのないリールですが欧州やアメリカでは極々一般的に使用されているリールでもあります。

にしてもこの格好よさ。正直たまらんものがあります。

なにせ価格が価格なのでベイトリールを買うまでのつなぎや予備機として使ってもはたまたメインで使っても面白いリールだと思います。

渓流用に使うなら40サイズのほうがいいかも。

僕が今一番気になってるリールでもあります。

まとめ

いかがでしたか。

リールというものはロッドに比べて高いですがそれだけ軽量ルアーを飛ばすということは技術的に難しいということでもあります。

出来るだけリーズナブルなものを紹介したかったのですが、ことベイトリールに関してはリーズナブルであることよりも”ちゃんと飛ばせて” ”ストレスがないもの”が大事なのでそれらに焦点をあてて紹介してみました。

あなたのリール選びの手助けになれば嬉しいです。

 - 渓流ベイトタックルのお話

Comment

  1. ヤス より:

    ダウンこそベイトタックルの独壇場です スピニングでは往復の釣りができません ドリフトやスイングの釣りでの途中での送り込みはベイトこそ王道です

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