D610とD750とD810で悩んだ結果!僕が買ったのはコレだ
2015/03/20
photo by Angelo Scotti
ニコンのフルサイズ機が欲しい。
フィルムからデジタルに移行した人間としてはフルサイズに対する憧れみたいなものはないのですが、APS-C機ではどうも被写界深度の深さに違和感を覚えたりするわけです。
さらに手持ちのレンズをフルで使えないというもどかしさ。
というわけで決意したわけです。フルサイズ買おう。
こういうのはノリで決めないとダメですね。
必要に迫られる物でもなければ決して安い買い物でもありません。
よし、買うかと思った時が買い時なのです。
どれがいいんだニコンのフルサイズ
今現在新品で手に入るであろうニコンのFXフォーマット、所謂フルサイズ機です。
- D4
- D4S
- Df
- D810
- D810A
- D800E
- D800
- D750
- D610
- D600
さて、これらの機種の中でもやはり気になるのはD810とD750ではないでしょうか。
個人的にDfは最後まで選択肢に残った機種です。
家電っぽくないというかFM機っぽいデザインで非常に好みです。
ですがFMっぽさをデジタルに期待してもコレジャナイ感に苛まれること必至なので選択肢から除外しました。
またD610はあまり気になる存在ではないのですが実売価格は非常に魅力的ということで選択肢に加わります。余った予算でレンズが一本買えるというのは大きなアドバンテージです。
D610vsD750vsD810
結局実用性重視で選ぶとこうなってしまいました。
それではさっそく各機種ごとに見ていきましょう。
D610
ニコンD600の後継機D610です。
FX機におけるエントリーモデルともいえる機種で実売価格は13万円程度。
では気になるスペックを挙げていきます。
- 有効画素数2426万画素
- エンジン EXPEED3
- シャッタースピード 1/4000秒
- 連続撮影速度 6コマ/秒
- ISO感度100~6400
- フォーカスポイント 39点
- 重量約760g
細かいスペックを挙げればキリがありませんが気になったのは以上です。
有効画素数2426万画素は必要十分ですね。一枚あたりのファイルサイズも抑えられて丁度いい塩梅です。
シャッタースピードが最速で1/4000秒というのは気になる人は気になるようですが個人的には気になりません。そこまで明るい定常光の下で撮影すること自体が稀なので。
連続撮影速度も特に不満なし。
フォーカスポイント39点も特に感じです。どうせ中央一点ばかり使うので。
ただ気になるのがISO感度。
デジタルの恩恵というのはその異常ともいえるISO高感度でもあると思うのですがISO12800が主流の昨今に6400というのは時代遅れ感がややあります。特にスナップ撮影ではISOオートにすることも多いのでやはりここはもう一段欲しいところでもあります。
とはいえISO6400という弱点を持ちつつも実売価格13万円~14万円というのは非常に魅力的です。
余った余力でレンズが1本買えます。1本といわずに2本買えるかもしれません。
悩みつつも次の選択肢へ。
D750
この記事を書いている現在の最新モデルD750です。
ナナヒャクゴジューではなくナナハンって呼ぶのが通らしいです。らしいです。
そんなD750ちゃんの気になったスペックは以下。
- 有効画素数2432万画素
- エンジン EXPEED4
- シャッタースピード 1/4000秒
- 連続撮影速度 6.5コマ/秒
- ISO感度100~12800
- フォーカスポイント 51点
- 防塵防滴ボディ
- バリアングル液晶
- wi-fi搭載
- 重量約750g
D610と同等のセンサーを搭載しているものだと思っていましたが有効画素数が多少ではありますがD750のほうが多いので全く同じというわけでもなさそうです。
処理エンジンもEXPEED3からEXPEED4に更新されています。ただ個人的にはEXPEED3の色のほうが好みなんですけどね。
最速シャッタースピードはD610と同じく1/4000秒。
連続撮影は秒間6.5コマとかなりの速度です。最速クラスですね。
ISO感度も100~12800と現代らしい仕様でスナップで便利そうです。
フォーカスポイントは51点とD610の39点AFよりかなり進化していますが動体撮影をほぼしないのでありがたみがわかりません(笑)運動会なんかでも使うって人には便利かもですね。
そしてD750最大の特徴がバリアングル液晶を搭載している点とwi-fi機能を搭載しているという点。
個人的にバリアングル液晶からすごいいらない子の香りがします。
ただそれを差し置いても暗所AF性能や高感度性能が非常に優れているらしいので気になります。
D750というネーミングですがD700の後継機というわけではなく全く別物の一眼レフになっています。
実売価格は20万円前後。
バリアングルなしでいいからもう少し安くなってくれないかなと思いつつもこれはこれで欲しい。
そして最後に本命D810。
D810
これ。有効画素数3635万画素数というゲルググ的存在。
やっぱりゲルググに憧れるんです、男子って生き物は。
そもそも全機種のD800自体が非常に完成度の高い一眼レフだったので後継機たるD810には相当な性能が期待されるわけです。ゲルググJ型くらいの期待です。
そんなD810の気になるスペックは以下に。
- 有効画素数3635万画素
- エンジン EXPEED4
- シャッタースピード1/8000秒
- 連続撮影速度 5コマ/秒
- ISO感度64~12800
- フォーカスポイント 51点
- 防塵防滴ボディ
- 2点拡大表示機能
- 重量約880g
もう何も言うまいと言わんばかりの圧倒的なスペック。
ぐうの音も出ないスペックで文句のつけどころがありません。
ISO64ってなんやねん。タングステンフィルムを思い出す低感度っぷりです。
下位機種となるD750に負けている点は連続撮影速度くらいのもので他では全てを超越しています。
これはもう買う以外に選択肢がないような。
実売価格は30万円前後。
スペック的に中途半端なD750に20万円出すのなら10万円プラスして圧倒的なD810を買ったほうが賢明なんじゃないかなーと思えてなりません。買うしかない、D810。
僕が買ったのはやっぱりD810
あ、あれ?D810を買うつもりがいつのまにかD750を抱えていました。
超能力だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃありません。
自分でも何が起きたのかわかりませんが一眼レフ界隈では往々にしてある事ではないでしょうか。うっひょーD750最高。
やっぱり軽さは正義でした。
ずっしり腰を据えて撮影するスタイルではないというのが大きいかもしれません。
さらにもう一点。バリアングル液晶。
個人的にはいるかこんな機能とか思っていたのですがそれって裏を返すとその程度のアングルでしか今まで撮影してこなかったことの裏返しでもあるんじゃないかなって思ったのです。
せっかくなのでローアングルやハイアングルで色々撮影してみようと思いました。そうした意気込みも兼ねてって感じですね。
今回購入したD750については別途またレビューする機会を設けて書いてみたいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
実は最初の購入候補はDfだったのですがいつしかそれがD810になりD800Eも気になったりしつつも結局D750を買ってしまいました。
いやー人生って一寸先は闇ですが一眼レフにも同じこと言えますね。特にレンズ(笑)
ただこれはあくまで僕のパターン。
人によって優先順位が違うのであなたが何を選ばれるか僕には検討もつきませんがこの記事が何かの役に立てたのなら幸いです。
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