初心者がサクラマスを狙ってみたわかったこと

photo by Motoyama Hayato

人生初となるサクラマスチャレンジを通してわかったこと。

ナメてましたサクラマスもとい九頭竜川。

サクラマスを狙ってみてわかったこと

初心者ながら色々気になることを見つける事ができました。

ま、ボウズだったんですけれどね。

ルアーのロスト率が半端ない

そう、ルアーをよく失くすってことです。

初チャレンジの日、僕がルアーをいくつロストしたかというと7つです。

7つですよ7つ。

そのうち4つは午前中の3時間くらいで失くしました。

初場所、沈みテトラという悪条件があったとはいえ1時間にひとつロストしている感じですね。もっと精進しろといわれればそれまでなのですがやはりボトム付近を攻めたくなってしまうのが初心者の性。

1時間にひとつは失くす覚悟があったほうがいいかもしれません。

ミノーとスプーン、どっちがおすすめ

ミノーとスプーンを両方使ってみてどちらも長所と短所をいくつか発見しました。

ミノーのメリット

• 巻き抵抗が軽い。
• 糸ヨレの心配がない。
• ある程度の回避性能を持つ。
• 根がかりしてもラインテンションをフリーにして回収できる。

ミノーのデメリット

• 価格が高い。
• 飛距離が出ない。

こんなところでしょうか。

続いてスプーンのメリットとデメリットです。

スプーンのメリット

• 価格が安い。
• 飛距離が出せる。

スプーンのデメリット

• 根がかりしやすい。
• 根がかった場合回収はほぼ不可能。
• 糸がよれる。

体感した感じは以上です。

どっちか片方だけあればいいってよりかはメインはミノー、サブでスプーンをいくつか用意しておくというのがベターな方法かなと感じました。

鈎先がすぐダメになる

ボトム付近をトレースすると石に当たってフックポイントがすぐ甘くなります。

これでもかってくらい甘くなります。

小規模渓流とは比べものにならないくらい消耗が早いです。

30分に1回は砥いだほうがいいかもしれません。

予備のフックとシャープナーは必須ですね。

竿、重っ

どうせ釣れんだろうし年に何回もする釣りじゃない。

だったら安物でいいだろうと思い激安ロッドで臨みました。

具体的にはメジャークラフトのトラパラ、76MLです。

が、重かった。非常に重たかった。

7.6ftという割と短め軽めのロッドで臨んでもなお疲れたのが本音です。

ミノーはいいんですがスプーンをダウンで流すとやはりというかそれなりの抵抗があります。使用していたスプーンのウェイトは17g。17gを流れに乗せるとこうも疲れるのかと少々驚きました。

そしてキャスト回数も多い釣りです。

竿の重さは疲労に直結します。

疲労は集中力の欠如に繋がります。

やっぱり竿は軽いほうがよいようです。

リール、重っ

スピニングリール自体が久しぶりということも相まってやはりというか3000番台のリールは非常に重たく感じました。いや、事実重い。

使用したリールはナスキーC3000HG。重さは265gもあります。

そして追い打ちをかけるかのようなハイギア。

普段はローギアを至高とする僕からするとそのハンドルの重さ鬼畜の如し。

特にスプーンをピックアップする時は非常にストレスになりました。

やはり安物リールでは疲労感倍増ですね。

サクラマスはお金がかかる

1年に1度釣れるか釣れないかの魚になんでこうもお金をかけるのかよくわかりました。サクラマス釣りは非常に疲れる釣りなのです。

その疲れというのは集中力に影響し、集中力はキャスト回数に影響を及ぼします。

サクラマス釣りはキャスト回数が多ければ多いほど有利な釣りです。

とにかく長時間、川の中でキャストし続けるだけの体力が必要です。

体力を温存しようと思ったら軽いタックルが大正義。

それに加えてロスト対策にルアーのストックも欠かせません。

とかくサクラマスは金がかかる魚のようです。

コスパとかそういった概念は無視しないと続けられそうにない釣りですね。