ついに出揃った渓流ベイトロッド!入門おすすめ機種まとめてみた
2015/03/23
photo by Ville Lukka
ついに出揃いました。
何がって渓流ベイトロッドですよ。
僕のようなデビュー以来ベイトタックルで渓流釣りをしているルアーマンをはじめ、これから渓流ベイトタックルデビューをする人にとってもいい時代になりましたね。
もう管釣り用ロッドを使う必要はない。
ロッドを改造する必要だってない。
我々マイノリティにとっていい時代になりました。
というわけで今回は渓流ベイトロッドの紹介記事になるわけですがその前に。
Contents
渓流ベイトタックルのメリットとは
渓流でベイトを使うメリットについてまずは述べたいと思います。
メリットはたくさんあります。
もちろんデメリットもあるわけですが。
キャストが正確
スピニングリールと比較してキャスト精度が非常に高いのです。
えぐれた岩盤下の淵とか、ボサ下の中にバックハンド、サイドハンドでキャストがガンガン決まるようになります。
僕でも決まります。
実は僕、キャストがへたくそです。
スピニングリールを使うとバックハンド、サイドハンドで投げられないくらい下手くそです。そんな僕でもキャストが決まる。
どういう事かっていうと距離感。
ベイトリールを使うと非常に距離感を掴みやすい。
意識せずテキトーに投げても勝手にピンポイントに入ってくれる。
スピニングだとフェザリングしてもどうしても距離感掴みにくくて手前手前に落ちちゃう事多くないですか?え、多くない?そうですか。
まあ僕のようにキャストに自信がない人はベイトリール使うだけで劇的にキャストが上手く(なったような気に)なれます。
手返しがいい
ベイトタックルってのは手返しが非常にいいです。
なんたってリール側の操作を全て片手でやれますからね。
そら早いわ。
だからアップで撃っていくような釣りが多い渓流では非常に手返しよく山登りを楽しめるようになるわけです。
逆に本流域のようなダウン気味の釣りでは手返しのよさってのは求められないのでメリットになる事はありません。
バックラッシュ
ベイトタックル最大のデメリットはバックラッシュではないでしょうか。
バッククラッシュではなくバックラッシュ。
文字通りスプールの逆回転ですね。
糸がぐちゃーってなっちゃうやつ。
これが最大のデメリットではありますが慣れとPEラインを使用することでだいぶ抑えることは可能です。
渓流で使えるベイトロッド
前置きはこの辺にして本題です。
とりあえず比較的リーズナブルな機種を集めてみました。
シマノ カーディフNX[CARDIFF NX]
これですよこれ。
ついにシマノが渓流ベイトロッドに対する重い腰を上げたようです。
乗るしかないこのビッグウェーブってやつでしょうか。
昨今のヘビーウェイト主体の釣りに向け、ティップをソフトにしベリーに張りを持たせた新調子を全アイテムに採用。特にスピニング2ピースモデルとベイトモデルに「ソフチューブトップ」を搭載し、ヘビーシンキングミノーをはじめとする様々なルアーの操作性とノリの良さを実現しました。また、スピニング2ピースモデルには、格調高い「メープルウッドリールシート」を、ベイトモデルには、軽くて握りやすいCI4+素材の「ファイティンググリップTypeR」を搭載しています。さらに、全アイテム「ハイパワーX」を全身に纏い、ネジレのない高精度キャストと強さを兼備しました。 シマノ公式
僕はこの記事を書いている現在シマノのカーディフXのベイトロッドを渓流で使ってますがやっぱりハイパワーXはいい。非常によろしい。
X軸系シマノのロッドってしゃきっとしてるじゃないですか。
あのしゃっきり感のおかげでキャストが非常に楽。
それでいてパワーは十分。
どんどんピンスポットに吸い込まれるようにキャストが決まる。
たぶんグリップが握りやすいおかげもあると思うけど。
さらにはPEライン使用を前提としてるのかKガイド装備。
うーん、申し分ないじゃんカーディフNX。
ただ、この記事を書いている現在まだリリースはされていなくて、正式なリリースは2月らしい。
気になるベイトモデルは2タイプ。
4ft8inライトのB48L。
5ftウルトラライトのB50UL。
かなり小規模渓流寄りのラインナップですね。
個人的には中流域でも使えそうな6ft前後のライトロッドが出たら即買うと思います。シマノさん、作って!
ダイワ シルバークリーク55L-B
ダイワもついに渓流ベイトフィネスに参入です。
シマノロッドよりダイワロッドのほうが向いてる人には朗報なんじゃないのこれ。
スペックも悪くなさそうだし、かなり気になるぜ!
ベイトフィネススタイルならではの、手返し・アキュラシー・サイレントプレゼンテーションを満喫するための一本。汎用性の高い5.5ftのレングスはファストテーパーに設定され、僅かなモーションからのピンポイントキャストを可能にし、シンキングミノーのアクションもつけやすい。 ダイワ公式
シマノのカーディフNX同様、X巻きカーボンにKガイド装備。
かなりしゃきっとした味付けになってそうだけどどうなんだろう。
カーディフNXよりも若干規模の大きい河川向きか。
スペックでは9gまで対応してるみたいだから本流域でも使えるかも!
実際に竿を振ってみたいところだけどこの記事を書いている現在まだ発売されていない。
なんでも1月31日に発売予定で予約受付中だとか。
正直超欲しい。買おうかな。
追記 買っちゃいました
シマノ カーディフX (ベイトモデル)
僕が使っているモデルです。
元々は管理釣り場用ベイトロッドらしいけど渓流でも問題なし!
管釣りロッドって聞くと胴調子のベナンベナン竿を連想するけどカーディフXに関していえばかなりしゃきっとしています。そのせいで管釣り用ロッドとしてはやや中途半端(笑)
どちらかというとミノー向けの竿なのでヘビーシンキングミノーを使用しても問題なし。
動画は実際にDダイレクトを使用してのヒットシーン。
Dダイレクト(6g)くらいまでのミノーは扱えるけど、それ以上となるとやや厳しい。
モデルは64SULと66ULの二種類。
やや長すぎる気がしないでもないけど取り回しに苦労したことはない。
小規模渓流釣行が多い人や管釣りと兼用したい人向けのロッドといえます。
トライアングル タウザー56UL
トライアングルというブランドのタウザー56UL。
これが意外にいい。
ウルトラライトだがかなりハリがあるので非常にミノーの操作がしやすい。
シャキッとしてるんじゃなくてハリがある感じ。
特に初めてベイトロッドを買う人におすすめしたい。
なっていったって安いのが最大の魅力。
弱点は軽いミノーがちょっと苦手なところだろうか。
3g前後のミノーを投げるのにちょっとコツがいるかもしれない。
テイルウォーク トラウティア 55L 55ML
最近勢いのあるテイルウォークからもこっそり発売されています。
その名もトラウティア。
かなり特徴的なデザインで好みが分かれそうですね。
渓流ベイトのエントリーモデルなれどKガイドも標準装備とPEラインの使用もOK。
また55L、55MLともに適応ウェイト範囲が広いのも魅力。
Abu Garcia トラウティンマーキス ベイトタイプ
渓流ベイト戦争にアブも参戦!
参戦っていうかずっと前から参戦していましたけど知らなかった方も多いのでは?前のモデルはたしかフルーレだったっけな。即売り切れてたのだけ記憶しています。
そして今回トラウトベイト市場に投入したのはトラウティンマーキス。
グリップも新規型起こしっぽくて気合い十分っぽい。
【渓流ベイトフィネスロッド】発売!
異種ターゲットで進化したベイトフィネスにより、渓魚へのアプローチが身近になったニューコンセプト「渓流ベイトフィネス」。昨今、ベイトキャスティングリールの劇的な進化があり、軽量ルアーのキャスティングを容易とさせた。こと、渓魚をターゲットとしたトラウトフィッシングでは使用ルアーが軽量なためキャストが容易なスピニングタックルでの釣りであった。
しかしながら一部のアングラーはベイトでのアプローチのメリットを感じ、独自でリールの改良をはかり対応させていた。ベイトキャスティングロッドのメリットは
① 手返しのよさ・・・キャスト回数が倍以上。=チャンスが倍に!
② アキュラシーキャストの高成功率・・・狙ったポイントにキャスト=ファーストキャストでルアーにアタック
③ 着水直後にルアーを動かせる機動力・・・着水時にサミングし、そのままフッキング可能と飛距離以外は全てアドバンテージとなる。対象リールは渓流ルアーが容易にキャスト出来る「ベイトフィネス」用リール。そして、ロッドの命であるブランクは操作性(=軽量化)とハリの両立、そして感度を求めたデザイン。
① 老獪な尺上岩魚の硬い口をフッキング可能・・・柔らかいロッドでは、なんとなく釣れたと不満では?
② 近年のタックスボックスに必須アイテムのファーストシンキングミノーのヒラ打ちアクション可能にしてアトラクティブなルアー操作が可能 アブガルシア公式
かなり本気ですね。
ベイトモデルのラインナップは
TMC-482L MGS
TMC-512L MGS
TMC-562L MGS
の三種類。
お値段もダイワ、シマノと比べてかなり安いのが最大の魅力。
今年の渓流ベイトロッドの入門機はトラウティンマーキスの一人勝ちかもしれない。
メジャークラフト ファインテール
入門用ロッドメーカーの雄、メジャークラフトもトラウトロッド戦争に参戦。
ベイトタックルでのピンスポットキャスト性能は、スピニングロッドより優れていることは言うまでもありません。そのうえ、ボトムを意識したレンジコントロール性能もベイトタックルの優位性の一つと言えます。これらの性能を高次元で発揮するためにショートロッド仕様を採用しました。低レジンカーボン採用のシャープな切れ味のブランクは、ロッドのブレを軽減させ、コントロール・飛距離ともに高い次元で実現することに成功しました。ガイドはKRコンセプト・小口径ガイドセッティングを採用。糸絡みの軽減はもちろん、繊細なティップに最適な軽量ハイバランスなガイドシステムです。グリップは、アルミニウム素材のトリガーにウッド素材のリールシートをチョイス。厳選されたこれらのパーツは図らずも高いアート性を兼ね備え、手にする満足感を満たします。
〈ファインテール・ストリームカテゴリー・ベイトモデル〉は、フィッシングゲームの基本である「釣り味」を純粋に楽しめる仕上がりです。この機会にベイトタックルの醍醐味を体感してみてはいかがでしょうか。
ファインテールのラインナップは410ULと540ULとかなり小規模渓流を意識したロッド。
ルアーウェイトも1g~8gと幅広く管理釣り場でも使えそうなスペックですね。
シマノ、ダイワ、アブガルシアが比較的シャキッとしたロッドなのに対してメジャークラフトはシャキッとしたブランクスではありません。シャキッとしたのが苦手な人にはこちらのロッドがおすすめかもしれません。
定価も16000円とかなり手頃な価格帯です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
僕が渓流釣りを始めた2年程前よりは格段にベイトロッド、リール共に選択肢が広がっています。
今回はその中でも比較的リーズナブルなロッドに焦点を当ててまとめてみました。
参考になってくれれば幸いです。
また暇を見て加筆修正したいと思います。
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90%同感です!残りの10%はダウンにおいてのベイトの優位性です ダウンで往復の釣りをするにはスピニングではムリです ドリフトやスイングからの送り込みにはベイトしかないですよ 片道の釣りしかやらないなら別の話しですけどね 当然片道の釣りより往復の釣りのほうが釣れますよ