トキナー AT-X 17-35 F4 PRO FX

以前から超広角ズームが欲しい欲しいとのたまっておりました。

参考　ニコン用超広角ズームレンズ何がおすすめ？迷いすぎて死にそうなんだが

で、やっとこさ購入に至ったわけです。

紆余曲折を経てたどり着いたのはトキナー 14-35 f/4です。

トキナー製レンズは初なのでドキドキしちゃいます。

そんなトキナーのレンズを例に漏れずいい加減なレビューで綴ります。

tokina AT-X 17-35 F4

フルサイズ用広角ズームを選ぶ際に色々基準があります。

僕が重視したのは軽さと堅牢性。

もしかしたら山岳渓流に連れて歩くかもしれないし琵琶湖の砂浜で寝転がるかもしれない。水しぶきもかかるかもしれない。

だったら堅牢さで評判の高いトキナーって事でトキナーの17-35にしたわけです。

堅牢っていうか質感がいい！

ゴムシーリングもしっかりしてます。

非純正レンズというともうちょっと安っぽい感じを想像してたんですけれどそんな先入観が覆されました。いやーいい。質感がたいへんよろしい。

プラスチックっぽくないというかずっしりしているというか。

頑丈さとか堅牢さってのはスナップ撮影がメインの僕には大きなアドバンテージになりそう。物の扱いが非常に雑だしね。

重量600gはちょっと重い

いやー舐めてました。

D750に装着すると重い事重い事。

ただフルサイズ一眼レフなんてものを買っておいて軽さを求めるのもおかしな話。軽さとか機動性を求めるのであればミラーレス機でじゅうぶんなわけだし。

この重さはロマン。そうロマンが詰まってるから重いんだ。

フィルターワークが捗りんぐ

フィルターワークが捗りんぐことフィルター径は82mm。

広角レンズでは前玉飛び出しレンズが多いですがトキナー17-35はフィルター装着可能。実はこれもトキナーに決めた理由のひとつ。

レンズ保護はもとよりPLフィルターを愛してやまない僕としては非常にありがたい仕様。

ただ誤算だったのがフィルターの価格。

は、はちじゅうにみりだもんねしかたない（白目）

とりあえず一段落ちのPLは見送ってマルミ製の安いPLを購入。それでも予想外の出費でしたが。

欲をいうとエンハンサーフィルターが欲しいです。

広角ズームにしてはコンパクト

左から

トキナー 17-35mm f4

ニコン 85mm f1.8G

ニコン 50mm f1.4S

と並べてみました。

広角レンズ、しかもズームレンズであることを鑑みればかなりコンパクトな部類だといえます。とはいえ50mmと比べるとさすがにデカい(笑)

17-35 F4で実際に撮ってみた

せっかくなのでD750に装着してそのへんを散歩してきました。

この記事を書いている現在ちょうど桜の開花シーズンなのではありますが満開の桜というものに惹かれない程度に心が濁っているので散った花びらを探して歩いてきました。

f4　1/60秒　ISO400　焦点距離35mm

f4　1/80秒　ISO400　焦点距離27mm

f4　1/60秒　ISO400　焦点距離21mm

f4　1/60秒　ISO400　焦点距離17mm

なんてことはないただの用水路にカメラを突っ込んでローアングル撮影しただけです。

広角端である17mmでは周辺減光が目立ちます。

個人的には周辺減光気にならないタイプなので特にデメリットではないかなーと。

広角側の17mmでもう一枚。

せっかくなので等倍で拡大してみます。

開放ということもあってしっかり細部まで解像できてない感がありますけど花びらに付着した水滴まで写ってるし必要十分です。

っていうか等倍で見る機会なんて殆どないのでどうでもいいっちゃどうでもいいです。

ちなみにSSは1/50秒だったので手ブレの可能性も否定できません。

やっぱり広角レンズは面白い

パースだとか色収差だとか解像とかフリンジとかよりも大事な事。

撮っていて楽しいか。

これですよこれ。

今回トキナー17-35 f4を購入して非常に満足しました。

最近はぱっとしないトキナーさんちのレンズですが商売が下手なだけでレンズは非常にいいと思います。素直というか愚直というか。学級委員タイプではないけれど掃除当番をさぼらない系の女の子を想像していただけたらイメージしやすいと思います。

噂ではトキナーにはトキナーブルーと呼ばれるくらいに空の発色が特徴的だとか。

早くも秋の空が待ち遠しいなぁ。