釣りとカメラとインターネッツ

岐阜の渓流ルアーフィッシングをメインに一眼レフのこととか書いてるブログ

益田川渓流ルアー釣行で熊に遭遇 尺岩魚×1

      2015/01/19

野生の熊との邂逅は幸か不幸か。
今回は幸いだったといえる。

今回は嫁と益田川へ。
ダボハゼならぬ岩魚なら釣れるだろうとの算段。
そこかしこに先行者。
先行者を通り越し、先行者がルアーで釣りあがっても僕の入渓点まで6時間はかかるだろうってポイントに向かう。頭ハネとは言わせない。

林道を終着点まで走るつもりで車を走らせる。
前方に黒い物体。
ビニール傘かゴミ袋だろう。
3メートル前後まで近づいた時に黒い物体が動き熊だと瞬時に理解した。
熊も状況を理解したようでとうてい人間は登れないような斜面を1秒程で登りこちらを観察。
車に乗っているので全く怖くない。むしろつぶらな瞳がかわいいくらいだ。
窓を開けてこちらも熊を観察する。距離にして7~8メートル程。
28ミリのレンズでは写っても黒い何かにしかならない距離だ。
熊の体毛は艶々としており黒より深い黒、漆黒といった感じ。
対照的に首の下の月模様は驚くほど白い。漂白剤使ってるのかな。
とにかく熊は別段こちらに驚くそぶりも警戒するそぶりもなく一瞥くれた後のそのそと森へ歩き出した。
食物連鎖の頂点たる風格だろうか。鹿などなら耳を立たせこちらの一挙手一動を凝視するものだが熊のそれはまるで人間に興味がないかのような態度。実際にこちらを見つめていたのは3秒程。それからのそのそゆっくりたまに振り返りつつ帰って行った。

やはりというべきか、熊は耳が遠い。
車で3メートル程度まで近づけたのがいい証拠。
耳が遠いという書き方は齟齬かもしれない。
脳が人間でいう3歳児程度しかないと思うので何かをしている時は何も耳に入らないが正しい。犬で3歳児程度だというから犬より賢いとしても4歳児程度だろう。

そして熊と出会って確信した事はあいつらは人間に興味がない。
釣りをしない人間の魚に対する興味程度しかない。
何にせよ熊に出会わないに越したことはないがツキノワグマ程度であればさほど脅威ではない。

と、いうわけで前置きが長くなったが興奮しつつ林道の終点まで到着。
そこからさらに20分程歩きようやく川が見えてくる。
50メートルあるだろうか。絶望的な斜面を下りる。
斜面の角度もかなり急である。女連れでは失敗したかななんて思いつつ降りる。
降りていると上から石が落ちてくる。
両手両足は塞がっている。
こういう場所は2人同時に降りると下の人間に石が当たる危険性を孕む事に気付いた。
次回からは1人づつ降りよう。それとロープもあったほうがいいかもしれない。
最後の3メートル程の垂直岩盤を降りてやっと一息。

最初のポイントを嫁に撃たせるもチェイスはなく、すぐに根がかり。
代わって僕が撃つとチェイス。
淵に沈んだ流木の下にいた。
ルアーをピックアップしチェイスした魚が定位するまで待つ。
定位したらその上に落としてやりトウィッチ開始。
すぐに食った。
あ、やば、ドラグ締めてなかった。
いや、これは。
いいサイズなのでは。
eec483081-580x435[1]34センチ弱。まさかの尺イワナ。ルアーはCD3。

これに満足してどんどん嫁に撃たせる。
足元バラシが多いが
3716c7801-580x435[1]程なくこんなサイズをキャッチ。

しかしこの渓流は時折硫化水素か硫黄の香りがするよななんて思っていたら。
c059d9111-580x435[1]硫黄が噴き出していた。

36c7ed351-580x435[1]葉っぱの形に成形されてしまっている。いやむしろ中に葉が埋まってしまったのか。

カワネズミが泳ぐ。
シャア専用としか思えない赤いナガレヒキガエルが日向ぼっこをしている。
この非日常感を謳歌しつつ順調に釣りあがる。

聞こえてくる轟音。ひどい風と水しぶき。
dca3cc391-580x435[1]溜まりに溜まった岩魚達。

aece38291-580x435[1]

40e385d21[1]落差15メートルのS滝(たぶん)にぶち当たる。
もの凄い数の岩魚が溜まっていた。
ひとしきり反応がなくなるまでDダイレクトで叩いたあとは滝を迂回すべく斜面を登る。
これまた絶望的な山登り。死を覚悟しないまでも骨折は覚悟。頭おかしい。

滝を超えた先にも当然川は続いているが女性と一緒だと本当に無理だと判断し引き返す。
ロープが必要なレベル。

帰り道でこの谷に走っている谷を見かけほんの少しだけウェーダーの洗濯も兼ねて入ってみた。
普通に岩魚はいる。
15f7e5c81-580x435[1]嫁もかわいらしいのをゲットしたのでそそくさと車に戻る。
胃が痛いくらいに腹が減った。
帰り道のひめじゃがの湯という温泉に浸かって硫黄の匂いに納得。
ひめじゃがの湯は硫黄泉だった。
露天に浸かっていると聞こえてくるのは川の音とヒグラシの鳴き声のみ。
また近いうちに来よう。と思いつつやはり次回はアマゴが釣りたい。

釣果
岩魚 34センチ弱  他数尾

タックル
カーディフ64SUL + カルカッタコンクエスト51S + PE1号 + フロロ5lb

ヒットルアー
トラウトチューン55HW
CD3
Dダイレクト 

 - 飛騨川

Comment

  1. 茶坊主 より:

    カワネズミ生で見れるなんてすごいすね!
    そしてイワナ、、、
    めちゃイキたくなってきました。
    八月でもまだまだいけますかね、
    是非、お供に加えてください(`_´)ゞ

  2. よしだ より:

    カワネズミはなんかもうその辺にいますよね。モグラみたいで可愛かったです。
    土日でしたら全然大丈夫なのですが平日だと厳しいかもです。日程合えば是非行きましょう!

  3. セイゴ より:

    ナイスフィッシュ!
    琵琶湖おれもいきてえええええええw
    野池はコバス釣れてません・・・

  4. よしだ より:

    >セイゴさん
    夏休みですし行ったってください!
    ラインは太めで是非!

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